平々凡々であっても、未来を見据えることが社長業

平々凡々であっても、未来を見据えることが社長業

2019.3.1

朝起きて部屋から見る景色は10年前いや20年前と一向に変わっていない方が大半です。
また毎朝の通勤においても途上の光景は大きく変化しておらず、いつも通りの道をいつも通りの時間に歩くのも、実に平凡な毎日です。

一方地方では、「うさぎ追いしかの山、小鮒釣りしかの川」という唱歌の光景がいつも目に入ります。勿論近所でウサギを見ることはなくなったかもしれないし、近くの川は護岸工事が終わっているかもしれない。しかし家から見る川や山は変わっていないはずです。

このように自分の周りに変化がないと、これからも大きな変化がないと多くの人は思うでしょう。同時に変わって欲しくないという保守的な思いも強くなるものです。

今更、100年に1度の変化の年と言われても、「自分たちの街にはリーマンショックもITバブルもあまり関係なかった。」「少しぐらい給料が減った年もあったかもしれないが、バブルで大儲けしたわけではない。」「今更、仕事が無くなると言われても俺はその時には、もうこの世にいない。」等の声も聞こえてきそうです。

しかし、経営者だけは、先を読むことを大事にしていただきたいと思います。
現に「明日のことはわからない」「明日何が起こるかわからない」というのは確かですが、
「決まっている未来がある」と言うことも事実です。
未来を知ろうと思えば多くを知ることができます。
例えば、2020年の東京オリンピック/パラリンピック。2025年の大阪万博。2027年はリニアモーターカーの開通等。さらに2025年には5人に1人が75歳以上になるとの予測も確かなる未来の一つでしょう。

このような確かな未来を知った上で、商機をキャッチするのが社長業です。
儲けることが下手では、社長は務まらない。
保守的であっては時流に乗ることはできないと思います。
変化の時こそ新しい商機を掴む絶好のチャンスです。共々に前向きに進みたいと思います。