「誰かいい人いない?」より先に、見直すべきものがある

「誰かいい人いない?」より先に、見直すべきものがある

2019.2.15

2019年日本ではイノシシ年ですが、中国・アジアでは豚年という事でブタの貯金箱から連想できますが、全体的に金運上昇の商売には最良の年のようです。
さて、昨年は一年を通じて「誰かいない?」「いい人紹介して?」「求人しても全然人が来ない」と人材不足の話ばかりでした。

先日ある会社の会議においても社長が「人がいない!」「人さえいれば儲かる!」という話をしていました。
そこで私は次のように質問をしました。

「御社は優秀な人材に来てもらえる会社ですか?」

これは、吟味される会社リストに御社が入れてもらっているかどうかということです。スマホが当たり前の現代では、求職者が求人広告を見て、ホームページを見て、話を聞きたいな、面接を受けたいな、と思うかどうかです。

人間関係の良さ、働きやすさ、やりたいことができるなどもとても重要ですが、会社の見た目や第一印象も大事です。その為に本社社屋のリニューアルやイノベーションを始め、HPやロゴの変更が必要不可欠です。昭和から何も変わっていない古臭いイメージでは誰も働きたいとは思わないでしょう。

しかし、こうした話を社長にすると必ず「本社はお金を生まない」との反論が聞こえてきます。
でもよく考えてください。

まず人材が集まらなければ、経営は傾きますし、快適な環境でなければ人は育たないと思いませんか。もちろん豪華絢爛な社屋、シリコンバレーのような最先端な社屋を言っているのではありません。せめて昭和を思い起こす、下駄箱前のすのこ、破れかけているスリッパ、スチールの書類保管棚、3年も更新していないHPなどをなんとかしなければならないぞ!と言っているのです。

会社の下見や面接で会社に行った時、HPを検索してみた時、あまりにも時流からかけ離れている会社や職場環境であれば求職者は間違いなく幻滅するでしょう。

たとえ質素であっても、シンプルで、今の時流に合わせた本社社屋・HPであることが、ブランドの構築になります。こういった小さな変革が、「あの会社で働きたい」と思わせる第一歩のような気がします。

人は先ず見た目や第一印象から判断をすると思いますが、あなたはどうですか? 見た目を見直し整えることは、その他のことを整える第一歩です。