新年あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます

2018.01.05

山陰地方晴天に恵まれたお正月でしたが皆様いかがお過ごしになられたでしょうか。

私は、高田明『90秒にかけた男』日経プレミアシリーズを再度読んでいました。
この著書は、♪ジャパネット、ジャパネット、夢のジャパネットたかた♪の創業者高田明氏のお話をまためたものです。

この本の冒頭部分にこう書かれています。
「TVスター経営者はなぜ引退できたのか。「若い者には任せておけない」と70、80、代まで実力会長、実力社長として振る舞う経営者が少なくない中、通販大手のジャパネットたかた社長だった高田明氏は2015年1月社長の座をあっさりと長男で副社長の高田旭人氏に譲り、経営から退きました。」

2013年の退任宣言から2年、清く後継者にバトンを渡され、2016年1月16日をもってテレビからも姿を消されました。

「創業者はどこかで若い世代に事業を承継して次のイノベーションを託さなければならない。…
私は経営には関わらず相談役や顧問にも就かず全てを託しました。
いつたん任せると決めたらとことん任せます。そのために権限委譲にためらいはない。…100%経営にはタッチしない。」

この事業承継の手法は平成27年のGrowthフォーラムでお話しさせていただいたホールディングス(持株会社)を作って会社運営するビジネスモデルです。

またジャパネットは事実上の無借金経営を貫かれ、上場しないことを決めるとともに100年続く会社にすることが悲願のようです。
この無借金経営も100年企業も常日頃申し上げていることであります。

この春真っ先に読んでいただきたい一冊の書籍としてご紹介させていただきます。

この一年経営者の皆様の益々ご健勝とご活躍をお祈りいたします。

推薦図書: 高田明『90秒にかけた男』日本経済新聞出版社